2022.07.16 Nature and Culture Explorer

タグ: #妄想旅行 #海 #建築物 #フランス

【地獄の地獄】ブルターニュの沖合にぽっかり浮かぶ灯台。

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フランスの「AR-MEN」という灯台なのですが、ブルターニュの沖合30kmの大西洋に位置し、150年もの間、風や波をものともしない特別な建造物とのことです。1867年から14年もの歳月をかけて建設され、名前はブルトン語で「岩」を意味します。

AR-MENの建設は、当時非常に困難なものでした。せっかく作ったものが、すぐに強い波で破壊されてしまうことが多々あったからです。
そのため、作業は14年という異例の長さになりました。

大西洋のはるか彼方の孤立した場所にあり、厳しい労働条件であることに加え、灯台の乗組員の交代や避難が数週間から数ヶ月間不可能なこともあり、灯台職員からは「The Hell of Hells(地獄の地獄)」とも呼ばれたそうです。

信号灯を24時間稼働させなければならないため、AR-MENでは常に2人の職員が交代で勤務することになっていました。海から完全に浸水していることも多いこの岩場が、職員たちの世界のすべてでした。
その後、1990年に塔が自動化され、それ以来、人が住むことは無くなったそうです。

周りが大海原で、穏やかな波の時も荒れ狂った波の時も、そこから動くことができないというのは想像するだけで怖いのですが、危険な中の不変って少しロマンがあるなと思ったり。

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